女流建築家と家族のくらし
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建築の振幅
建築とひとことで言ってもその範囲は多岐にわたる。
どんな分野にも多様性はあるが、
とりわけ建築の多様性は振幅が大きいと思う。

建築は、もっとも身近な存在である住居にはじまり、
財産であり、テクノロジーであり、総合芸術であり、生活文化である。

建築は、時には政治でもあり、文化でもあり、
建築の集合体は街であり、都市であり、集落であり、
地球に固着する地球の一部であり、それは風土の一部で、景色でもある。

物理的には実体でありながら、その壁と壁、スラブとスラブの間には空間という虚が存在する。

どこまでも深い。
福山大学卒業設計中間発表会
 福山大学建築学科の卒業設計中間発表会にお招きいただき、建築家の今川忠男さん、前田圭介さんと一緒にコメントをさせていただきました。
意欲ある学生の熱のこもったプレゼンを聞き、模型を見てこちらも非常に刺激になりました。時代性や社会背景を反映した、災害、高齢者、駅前などというようなテーマを取り上げていることが印象に残りました。それから、感心したのはこの日発表した学生すべてが、きちんと反論できるということ。反論はしっかり考えている人でないとできません。
設計者にできることは考えるだけです。残りの期間でとことん考え抜いてブラッシュアップしてくれることでしょう。
最終発表も楽しみです。

講演会&トークセッション「人・まち・建築」申込開始
毎年、福山の建築家有志で開催している秋の建築文化セミナーですが、
今年は、JIA中国支部建築家大会IN福山2011の基調講演として
コミュニティーデザイナー山崎亮さんをお迎えして
講演会&トークセッションを開催します。

震災や少子高齢化、過疎などをはじめとして私たちをとりまく現代の課題に立ち向かうために、政治・経済という上位の施策ではなく、身近な人との関係中から派生する素朴な思いを大切にしたコミュニティーに目を向けて、新しいジャンルの活動をされている山崎さんからどのようなお話が聞けるのか楽しみです。

後半は私たち建築家に加えて、行政、大学、芸術分野などの方々もお迎えしてトークセッションの形で議論を繰り広げることになります。
来場者の方と双方向で一緒にもりあげていけたら良いなと思っていますので、ぜひご参加下さい。

お申込みはネオビンゴのサイトから。
http://neobingostyle.com