後期から、福山市立女子短期大学で建築一般構造という科目の
非常勤講師をしています。平たく言えば主な建築の構造の特徴
について勉強する科目です。
講義では建築のしくみという本を教科書に使っています。
住吉の長屋(鉄筋コンクリート壁構造)
サヴォワ邸(鉄筋コンクリートラーメン構造)
ファンズワース邸(鉄骨構造)
白の家(木造軸組構造)
建築分野の人間なら誰でも知っているこの名作建築4点を
通して、構造を学ぶという主旨の教科書です。
模型を作ってから勉強するという構成がわかりやすく、
頭と手を動かして学ぶということが建築の原点でもあり、
とてもよくできていると思って採用しました。
教科書にしては少々高いと感じるかもしれませんが、
自分の原点として一生大切に出来る書籍だと思います。
学生にも好評で、よかったです。
まずは壁式の代表住吉の長屋の模型制作から始めました。
建築の専門的な学科にもかかわらず他のコースの学生も
多く受講してくれて戸惑いましたが、彼女達の物づくりに
向かう心意気を感じつつ講義をしています。
先週は住吉の長屋の模型提出締め切り日でした。
講義の終わった後、採点のために整然と並べた模型を見て
清々しい気持ちがしました。