女流建築家と家族のくらし
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建築とピアノ
音楽と建築は共通点が多いように思いますが、この夏オープンデスクに来た学生のうち3人が高校3年までピアノを習っていたというのは驚きでした。ショパンのノクターン、ベートーベンのソナタ、聞くだけで高校生時代の思い出を共有できるようで嬉しくもありました。

子どものレッスンにつきあううちに意欲がわいてきて、6年ほど前から私もレッスンを再開しました。
すると子どもの頃とはちがう事が見えてきます。

楽曲の意図、向かうべき方向、骨格と構成
バランス、音色、響き、拍感。
その上で、自分が表現したい事はなにか?

これらのことをレッスンで指摘されると、どうも建築で立ち向かう課題と酷似しているのです。弦楽器や管楽器のような旋律楽器とちがい、ピアノは小さなオーケストラでもあるので、プロジェクトを総括しなければならない建築と似ているのかもしれません。

練習中の曲はラプソディー・イン・ブルー
オーケストレーションされる前のガーシュインの書いた原曲です。
全450小節の先はまだまだ長い。




雨の日ならではの楽しみ
この家で暮らす前は雨の日は苦手でした。
でも、今年の夏、毎日30分かけて芝生の水やりをするようになってから、雨のありがたさをしみじみと感じています。
雨の日は緑の美しさが格別です。
濡れたデッキに移り込む景色も雨の日ならではの楽しみです。



夏のオープンデスクを終えて
 大学の夏休みも終わろうとしていますが、今年ははじめてオープンデスクを募集し、5人の女子学生が2週間づつ来てくれました。
ポリテクカレッジ島根、呉工専、名古屋市立大学、広島大学と様々なところからの応募があり、出身地や建築や設計の道を選択した動機が異なる人たちが、縁あって私の事務所へ来てくれたことを嬉しく思います。

現実の社会に触れ、それによって自分と向き合い、もがき苦しみながら模索し、大人への階段の一段目をあがる姿を見て、心から美しいと思いました。
全員に共通して教えた事は、もう自分たちは社会の一員である事。
そしてできるだけ早く大人になり、社会の役に立たねばならぬ事。
そのためには積極的に大人と多く関わっていく機会をつくることが必要で、オープンデスクはとても重要な意義があったと思います。

来年も引き続き募集を続けていきます。
JIAのHPなどを参考にしてください。

来月からは福山市立女子短期大学の非常勤講師をつとめることになりましたが、また新しい出会いがあることを楽しみにしています。

建築を志し、家庭と仕事を両立させることは容易い事ではないけれど、きっと自分なりのやり方があるはずだと信じて勉強をつづけてください。

福山建築文化セミナー申込み開始
第4回福山建築文化セミナーの申込みを開始しました。
講師はデザインディレクター、大阪大学大学院教授 川崎和男氏
こちらの告知をご覧ください。
第4回福山建築文化セミナー
福山キリスト教会
今月は学生をつれて2度ほど福山キリスト教会に行ってきました。
1年前に赴任して来られためぐみ牧師から、
「転勤の辞令が出た時にきっと小さな教会だろうと思っていたら、
 来てみてびっくり。この人数でこの会堂はありえないことです。
 このような立派な会堂を建設された信者さんたちは本当にすばらしい。」
というお話をうかがった。

会堂建設までの経緯が思い起こされるとともに、あらためて
前任の渡辺牧師と信者の皆様への感謝の気持ちをかみしめました。

少し前ですが手話礼拝に参加したときの様子です。賛美も手話で。

この日は聖餐式もありました。

あそび場としての前庭
僕たちの家の前庭は、隣近所のみなさんの目が届き、安心できるところ。
子ども達がのびのびとあそんでくれたら良いなと思います。

クスノキ広場

前庭


裏口
木製ガレージの愉しみ
木のガレージは昼と夜とで別の表情を見せてくれます。
昼は日影で風が通る涼しさを、夜はあったかい印象で
帰宅を迎えてくれます。


ガレージから玄関を見た時のアプローチの印象は
道路からとは異なり別棟としてのたたずまいがあります。
アプローチの昼と夜
芝道と平行のコンクリート道を作り、
家とガレージが向かい合うところにたまり場ができました。


住宅は長いアプローチに指向性の強いLEDユニバーサルライトで
ライトアップをしていますが、対照的にガレージはほんのりと
やわらかな光が道路にこぼれることで近隣への影響は少なく
夜の街の安全が保てるよう配慮しました。



僕たちのガレージ竣工写真撮影
緑が根付いてきたので竣工写真を撮影しました。

あらためてガレージ以前の風景と比べてみると、
外構の必要性を強く感じました。
ガレージ以前


ボリューム感のある白い住宅棟と相対するように、
緑の広場に軽い木箱をポンとおいたようなイメージ
がガレージのコンセプトでした。
住宅棟の2つの白い箱に対して、抜け感のある木の
箱の高さを低く抑えることで3つの箱が対話をする
配置にしました。

外壁に目透かしで貼った貫板は、両面張りにして、
開口断面にも連続して張り廻しました。
これによって、板張りの貧弱でチープな印象とはま
ったく異なる、軽やかさと安定感をあわせもった、
板壁構造の建築が生まれました。




ヘルシーメニュー発表
夏休みの宿題だった福山産の材料を使ったヘルシーメニューは
「ヘルシーヨーグルトサラダ」でした。

レシピ:
福山産のグリーンアスパラをゆでて先の5センチはトッピング用に、
それ以外は1.5センチくらいに切ります。
福山産のトマトもサイコロ大に切ります。
自家製カスピ海ヨーグルト(福山産?)になめ茸(市販ビン詰め)を好みで混ぜて
ソースを作ります。
野菜をガラスのコップに盛りつけてヨーグルトをかけ、
アスパラの先を飾り付けたらできあがり。
小学生にも手軽にできて、和朝食にあうヨーグルトのサラダです。



なめ茸にたどり着くまでに、醤油、マヨネーズ、梅干し、
など、化学実験のようにさまざまなものに挑戦していましたが、
よくできました。

たいへん美味しかったです!