僕たちの家ではフローリングにソープフィニッシュを施しています。
北欧の家具に用いられる仕上で、せっけん成分で木の表面を保護します。
塗れ色になるオイルや、表面が膜で覆われるウレタンと違い、
材料本来の白い木肌がそのままに保たれます。
美しいばかりでなく、冬には冷たさがなく、夏にはさらっとしています。
箱から出したまっさらの石けんをさわった時の乾いた感触です。
白い木地が黒ずんでくることもなく、汚れは表面に浮いたままなので、
日常は掃除機だけで十分です。
成分はせっけんとアルコールだけでできていて、素人にもとても扱いやすく
地球にも家族にも安全です。
ソープフィニッシュには部分的にメンテナンスしても境目が目立たない、
という特徴があります。
通常メンテナンスを行うのは、玄関、手洗い、トイレと、LDKの中で
ダイニングとキッチンのエリアだけです。
これらの部分は、歩行や椅子の移動によるソープフィニッシュのすり減り、
食べこぼし、水・油はねなどによるシミのある部位です。
月に一度程度軽く行ってきましたが、半年を経てソープのむらが出てきたので
一度表面を処理して本格的なメンテナンスを行うことにしました。
手間はかかりますが主婦が一人で行うセルフメンテナンスでも
きれいに仕上がりました。
床 ナラ無垢フローリングt15mm無塗装
WENNEX ソープフィニッシュ椅子 左:J39 ビーチクリアラッカー FREDERICIA
右:Yチェア アッシュソープフィニッシュ Carlhansen & son Yチェアもいずれ汚れてきたらソープウォッシュしようと思っています。