女流建築家と家族のくらし
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ソープフィニッシュ
僕たちの家ではフローリングにソープフィニッシュを施しています。
北欧の家具に用いられる仕上で、せっけん成分で木の表面を保護します。

塗れ色になるオイルや、表面が膜で覆われるウレタンと違い、
材料本来の白い木肌がそのままに保たれます。
美しいばかりでなく、冬には冷たさがなく、夏にはさらっとしています。
箱から出したまっさらの石けんをさわった時の乾いた感触です。
白い木地が黒ずんでくることもなく、汚れは表面に浮いたままなので、
日常は掃除機だけで十分です。

成分はせっけんとアルコールだけでできていて、素人にもとても扱いやすく
地球にも家族にも安全です。

ソープフィニッシュには部分的にメンテナンスしても境目が目立たない、
という特徴があります。
通常メンテナンスを行うのは、玄関、手洗い、トイレと、LDKの中で
ダイニングとキッチンのエリアだけです。
これらの部分は、歩行や椅子の移動によるソープフィニッシュのすり減り、
食べこぼし、水・油はねなどによるシミのある部位です。

月に一度程度軽く行ってきましたが、半年を経てソープのむらが出てきたので
一度表面を処理して本格的なメンテナンスを行うことにしました。
手間はかかりますが主婦が一人で行うセルフメンテナンスでも
きれいに仕上がりました。


床  ナラ無垢フローリングt15mm無塗装
   WENNEX ソープフィニッシュ
椅子 左:J39 ビーチクリアラッカー FREDERICIA
   右:Yチェア アッシュソープフィニッシュ Carlhansen & son
   Yチェアもいずれ汚れてきたらソープウォッシュしようと思っています。



道具です。A液、B液、刷毛、スポンジ
今回は下地処理にハンドサンダー(#240)を使ってみることにしました。
※後でわかったことですが、ハンドサンダーよりも手で軽くペーパーをかけるほうが上手くいきます。#180くらいを使うと良いです。
その訳は、表面に傷をつけてソープ液がしみ込むようにしたほうがいいのですがハンドサンダーだとかなりつるつるになって、かえってしみ込まなくなります。

食べこぼしやキッチンの油はねのあとがどうしてもシミになります。
ハンドサンダーを全体にかけました。(左油シミ、右サンダー後)


サンダーをかけた後のダイニングテーブルまわり


A液を刷毛で塗ります。(ここで夜になってしまいました)


翌日乾いてからペーパーをかけ、B液をスポンジで塗りました。
あいにくの雨で湿度が高く(67%)木が水分を含んでむらになったように見えます。
乾きにくいところは毛羽立っているので、仕上のペーパー#600〜#1000
をあてると全体が均一になり乾きます。



材料が普段使っているせっけんとおなじで安全なので、道具の後片付けも簡単です。
アルコール分は塗っている間に揮発してなくなりますので、刷毛もボウルも
手洗いで洗います。

もともとは家具の仕上であったソープフィニッシュを床に使用するのは
勇気が必要でした。
メンテナンスに手がかかるのは覚悟していましたが、手をかけた分
木が応えてくれるような質感は何物にも代え難いものがあります。

素直な素材を手間をかけて育てると、愛着がわいてくるのは、
どこか子育てにも通じるものがあります。
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