女流建築家と家族のくらし
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リモートワーク

現在、住宅のプロジェクトが工事の大詰めを迎えています。

社会情勢に合わせてリモートでの現場監理をしています。

現場の皆様の健康と安全に気をつけて、体温測定や昼食の取り方など具体的に指示を出しています。

進行状況は毎日写真で送ってもらい、どうしても立ち会いが必要な場合だけ現場に行くことにしています。

 

思えば昨年の今ごろはライステラスの家の引き渡し直前で、ドタバタしていたことを遠い昔のことの様に感じたりします。

毎日朝から晩まで立ち会い、具体的に指示を出していました。大変難易度の高い現場でしたのでそれも止むなしでしたが、今年だったら無理だったと思います。

 

当時から続けていることは、施工図の24時間以内のチェックバックです。

これは設計を続ける限り守りたいと思っています。現場の皆様へのリスペクトと自分の描いた意匠図の責任です。

 

ただ、毎週行っていた工程会議は形を変えることにしました。

月間工程の更新と決定事項の確認は毎週行いますが、顔を合わせての会議はやめました。

 

それで気づいたことがいくつかあります。

会議だと、その場の発言力の大きい人の意見に左右されることがありますが、メール、LINE、電話でのリモートワークだとその様なことがなくなり、それぞれの立場の人が冷静に思考して発言できるというメリットがあると感じました。

 

建築現場では、やはり現物を見て立ち会って確認ということが必須だと思ってきましたが、できるだけ立ち会わずにことを進めるにはどうしたらいいかを考えることで、図面や連絡の精度に皆が気をつける様になったのです。人と物をできるだけ動かさずに状況を把握して適切な判断を下すためのスキルが向上していると感じています。

 

困難な状況がまだしばらく続きますが、総力をあげて対応していくことで得るものもまた大きいと感じています。

現場の皆様の頑張りに敬意を払いながら、できる限りの工夫でこの時期を乗り切っていこうと思います。

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