瀬戸田のつつ井旅館の撮影をしました。
コンセプトは「レモンの香るモダンな和の空間」です。
「和」でさわやかさを表現しました。
これまでは廊下から障子を開けるとすぐに畳の部屋だった大広間。
廊下が中まで小路のように入り込み、
そこから小上がりの浮き床となりました。
海の風がふわっとのれんを揺らします。
高根島に沈んでゆく夕陽に照らされて美しい絵巻物
のような景色でした。
来月からこの正面に瀬戸田港の港務所建築がはじまります。
その屋根ごしに臨む景色と手前の竹林とが重なり、
絵にさらなる奥行きが生まれる計画です。
対岸から瀬戸内海を臨む仕事をするたびに、
故郷、高松へと思いを馳せ、
海はつながっていると実感します。
今日行きつけの美容室でお父様の写真集を拝見しました。
お名前を見た瞬間、亜貴の笑顔が浮かび、笑い声が聞こえたような不思議な気分がしましたよ。
裏表紙の絵・・・幼い頃の亜貴のお絵かきね。
お父様お母様から亜貴へ、坊ちゃんへと続いていく確かなものを感じました。