先週金曜日、ついにガレージができました。
工事車両が帰るのをまちかねて子ども達が遊びにきました。
土曜日はご近所のファミリーと花火大会、
日曜日は雨天の遊び場になり、毎日盛況です。
当初、僕たちの家は隣に別の建物が建っても 成立するデザイン
としてプランをしました。竣工間もなく隣の敷地が売りに出され、
縁あって実家の母が買うことになりました。
特別裕福なわけではなく、ごく普通の76歳がこつこつと積み上げ
てきた苦労の結晶でもあるこの土地を、未来への資産として有効
に利用し、生き生きとした子ども達の姿をたくさん見てもらうの
が私の責任だと思いました。
その母が土曜日に来てくれました。歳をとってから、遠隔地の
土地を所有することを想像もしていなかった母ですが、この場所
が地域のために役に立つことを心からのぞみ、喜んでいました。
体力も衰えて少し気弱になっていた母が、
「クスノキの成長が楽しみになった」
と、明るく空を見上げる姿を見て、作ってよかったと思いました。